対人賠償保険が適用されるケース
では、実際にどういったケースで対人賠償保険が支払われるのかを見てみよう。
車を運転中に不注意で交通事故を起こし、見ず知らずの人にケガをさせてしまった場合、保険金は支払われるかな?
ケガをさせてしまった相手が「他人」なので、この場合は保険金が支払われるよ。
車庫入れをしている際に、誤って自分の子供をひいてしまい、ケガをさせてしまった場合はどうだろう?
自分の子供は、「他人」に当てはまらないので保険金は支払われない。これが他人の子供だった場合は保険が支払われるよ。
マイカーで助手席に母親を乗せてドライブしていて、電柱にぶつかる単独事故を起こし、2人ともケガをした場合は?
自分自身、母親共に「他人」に当たらないので、保険金は支払われないよ。
飲酒運転をしていて、横断歩道を歩いていた見ず知らずの人をひいてしまい、ケガをさせてしまった場合はどうだろう?
飲酒運転をしていた場合でも、ケガをさせてしまった人が「他人」であれば、保険金は支払われるんだ。この場合、見ず知らずの他人を怪我させてしまっているので、保険金が支払われるよ。
それでは、対人賠償保険は他人であればどんなケースでも全額補償されるのかというとそうではなく、「過失割合」というものによって、支払われる賠償金の額が大きく変わってくるんだ。