人身傷害補償保険と搭乗者障害保険の違い
それじゃあ、人身傷害補償保険と搭乗者障害保険の違いをおさらいしていこう。
まず、搭乗者傷害保険で補償される範囲は、契約している車に乗っている搭乗者全員だね。
そして保険金の支払いは、契約した保険金額を限度に、一定額の保険金が支払われる「定額払い」。
次に人身傷害補償保険の補償範囲は、契約している車に乗っている搭乗者全員の他に、記名被保険者とその家族は、契約車両以外に乗っていた場合の事故、歩行中などの自動車事故も補償される。
そして保険金の支払いは、契約した保険金額の範囲内で実際の損害額が支払われる、「実損払い」だ。
表にまとめると下記のようになるよ。
契約車両に乗っていて事故で死傷した場合 | 契約車両以外の車に乗っていて死傷した場合 | 歩行中等に自動車事故で死傷した場合 | |
人身傷害補償保険 (実損払い) |
○ ドライバーを含む搭乗者全員 |
○ 記名被保険者とその家族のみ |
○ 記名被保険者とその家族のみ |
搭乗者傷害保険 (定額払い) |
○ ドライバーを含む搭乗者全員 |
× | × |
契約車両以外に乗車中、歩行中の補償は省略することも出来るので、毎月支払う保険料を安く抑えたい等の場合は、補償を外しておくといいかもしれないね。