パッケージ保険商品の種類

それぞれのパッケージ商品の補償内容、補償の種類などをまとめると下記のようになるよ。

保険の種類	SAP	PAP	BAP	ドライバー保険
対人賠償保険	○	○	△	○
対物賠償保険	○	○	△	○
搭乗者傷害保険	○	○	−	−
人身障害保障保険	△	△	△	△
自損事故保険	○	○	△	○
無保険車傷害保険	○	○	−	−
車両保険	○	△	△	−

（ ○＝補償対象　　△＝任意で加入　　×＝補償対象外 ）


自動車保険が完全自由化された今では、上記のSAP、PAP、BAP、ドライバー保険以外にも、自分の必要な保険・特約だけを組み合わせて加入できる自動車保険が主流になりつつある。

まずは保険スクエアbang！などの、無料一括資料請求・見積サービスで、各保険会社の資料を請求して比べてみるのがいいと思うよ。


次は、自動車保険の選び方を解説していくよ！

ドライバー保険（自動車運転者損害賠償責任保険）は、車は持ってないけど、レンタカーなど他人の車を時々運転する、といった人向けの保険だね。

ドライバー保険は、友人の車を借りて事故を起こしたり、レンタカーを借りて事故にあった場合等に、補償を受けることができるんだ。

ただし、家族を含めた親族の車を借りて交通事故を起こした場合などは、補償の対象外なので注意しておこう。

ドライバー保険は普通自動車免許を持っていれば、誰でも加入することができるよ。
また、対人事故、対物事故の示談交渉も保険会社が代行してくれる。


他人から借りた車で事故を起こした場合は、借りた車についている保険よりも、ドライバー保険が優先して支払われるよ。

これは、たとえば友人から借りた車の保険が先に使われたりすると、事故を起こしてない友人の等級が下がり、翌年から支払う保険料が増えたりして迷惑になるからね。

自分が加入しているドライバー保険から先に支払われれば、友人にも迷惑をかけずにすむというわけだ。

運転していた自分が起こした事故なので、当たり前といえば当たり前だけどね。

SAP、PAPがセット商品だったのに対して、この一般自動車保険（BAP ＝ ベーシック・オートモービル・ポリシー）は、加入者が自分の加入したい保険を選んで加入することが出来る、バラ売りタイプの自動車保険なんだ。

ただし、基本契約として対人賠償保険には必ず加入する必要があって、対物や搭乗者傷害などは個別に加入する形になってるんだ。

対人賠償保険に加入することで、自動的に自損事故保険も付帯されるようになってるよ。


BAP（一般自動車保険）は全ての車種で契約出来るけど、示談交渉サービスは一切付いていないので注意が必要だね。

SAPやPAPだと保険料が高いので、対人・対物だけに加入して、最低限他者に対しての賠償責任だけは果したい、というような場合にオススメの保険といえるね。

自動車総合保険（PAP ＝ パッケージ・オートモービル・ポリシー）は、対人・対物・自損事故・無保険車障害・搭乗者障害がセットになっている、基本的なパッケージ商品だ。

必要であれば、任意で人身傷害保険・車両保険を追加で契約することも出来るよ。
PAPは営業用のトラックやバイク等も含めて、全ての自動車が加入できるんだ。


また、PAP（自家用自動車保険）はSAPと違って、対人事故の示談交渉サービスはあるけど、対物事故の示談交渉サービスは付いていないので注意が必要だね。

ただ、保険会社によっては対物の示談交渉サービスがあるところもあるので、この辺はよく確認しておこう。

まず、もっとも補償が充実しているのが、自家用自動車総合保険（SAP ＝ スペシャル・オートモービル・ポリシー）だ。

SAPは対人・対物・自損事故・搭乗者障害・無保険車障害・車両保険の６種類がセットになっていて、対人事故・対物事故共に示談交渉を保険会社が代行してくれる、完全パッケージといっていい保険商品だね。

人身傷害保険には任意で加入することが出来るよ。


自家用自動車総合保険（SAP）は、自家用普通乗用車・小型乗用車・軽四輪乗用車・小型貨物車・軽四輪貨物車の、５種類のみが契約できるんだ。

SAPは補償内容、サービス内容は最高なんだけど、やっぱりその分支払う保険料も高くなってしまうのが欠点かもしれないね。

各保険それぞれの補償限度額は、定められた金額の中から自分で選ぶ事ができるようになっているよ。

1998年に自動車保険が完全自由化されてからは、各保険会社が独自の保険を販売してるけど、以前からあるパッケージ商品も結構取り扱われてるんだ。

パッケージ商品というのは、対人賠償や対物賠償、搭乗者傷害や車両保険など、いくつかの保険を組み合わせて、バランスよくまとめてセットにしてある保険商品だよ。

パッケージ商品は補償の内容によって、「自家用自動車総合保険(SAP)」、「自動車総合保険(PAP)」、「自動車保険(BAP)」、「自動車運転者損害賠償責任保険（ドライバー保険）」の４種類があるんだ。

ただ、最近はこういったパッケージ商品よりも、自分の欲しい保険だけを組み合わせて加入するスタイルが一般的いなってきているけどね。

それでは、SAP・PAP・BAP・ドライバー保険の、４種類のパッケージ保険の内容をそれぞれ見ていこう！