自動車保険料を安くする方法
車両保険の範囲、免責を設定する
車両保険のカバー範囲、免責金額を工夫することで、大幅に車両保険料を安くすることが出来るよ。
まず、保険のカバーする範囲だけど、これには主に「一般車両保険」、「エコノミー+限定A」、「エコノミー」の3種類があったよね。
もっとも補償範囲が広いのが一般車両保険だけど、なにぶん支払う保険料も高い。
そこまでの補償は必要ないという場合、エコノミー+限定Aや、エコノミーに変更するだけでもかなり保険料は安くなると思うよ。
また、免責金額もかなり保険料に影響を与えるといっていいね。
免責0円というのはかなり負担も大きくなってくるし、現実問題、過失割合が100対0というケースもまれなので、免責金額は5〜15万円ぐらいは設定しておいた方が、トータルで見た時に保険料も安く抑えられていいと思う。
車両保険の補償範囲や、免責金額についてもこちらの車両保険のページで詳しく解説しているよ。
車種・グレードによって車両保険料が全然違う
車両保険料は、事故率の高いスポーツカーや修理代が高くつく高級車は、車両クラスが高く保険料も高く設定されているんだ。
これが軽自動車やコンパクトカーなどになると、車両クラスも低く、保険料もかなり安くなってくる。
車両クラス1の車と車両クラス9の車では、保険料も約4倍の開きがあるので、保険料を気にするのであれば、車の車両クラスも考慮して車を買った方がいいかも知れないね。
車両クラスに関しては、こちらの車両保険のページで詳しく解説しているよ。
安全装置割引
これは、自動車にエアバックやABS、衝突安全ボディなどの安全装置がついていると、保険料が安くなる制度だよ。
車に安全装置がついていると、その分乗員がケガをする可能性が減ったり、車の損傷が小さくすんだりする可能性が高く、その分保険料を安く出来るというわけだね。
最近の車にはこういった安全装置も普通に装備されているけど、一昔前の車なんかはエアバックやABSも装備されていない物が結構あるので、車を買うときはよく確認しておこう。
ゴールド免許割引
ゴールド免許の人は保険料が割引になる場合もあるんだ。
ゴールド免許割引は、保険会社によって割引になるところとならないところがあるんだけど、違反を起こす確率が低い人は事故を起こす確率も低いということで、その分保険料を安くしようということだね。
ゴールド免許というだけで保険料が割り引きになるわけだから、やっぱり普段からの安全運転が一番安く上がるということだね。
複数所有割引き
複数所有割引きは、1台目の保険契約が11等級以上の場合に限って、2台目以降の新規契約を割引くというものだよ。
複数所有割引きは、基本的に契約者と所有者が1台目も2台目も同じ人で、なおかつ個人の場合に限られるけど、保険会社によっては同居の親族でも割引を受けられる場合もあるので、保険会社によく確認してみるといいと思うよ。
走行距離が少ないほど保険料も安い
これも保険会社によって違うんだけど、リスク細分型の自動車保険の場合、年間の走行距離に応じて保険料を割引してくれる場合が殆んどだよ。
走行距離が少なければ、それだけ交通事故に合う確率も低いわけで、その分保険料を割り引きしようということだね。
毎日通勤に使うわけでもなく、車は週末のドライブ程度というのであれば、走行距離によって保険料が割引きになる保険をチェックしてみるといいと思うよ。
運転者家族限定特約で保険料OFF
車を運転するのが自分と家族だけであれば、5%程度の割引を受けられる場合が多いよ。
家族として認められるのは、「記名被保険者」、「記名被保険者の配偶者」、「記名被保険者の同居の親族」、「記名被保険者の別居未婚の子」だ。
自分と家族だけしか運転しないのであれば、運転者家族限定特約に申し込んでおくと、保険料も割り引きになって得だね。
保険の契約年齢を制限する
運転者の契約年齢を制限することでも、保険料を大幅に割り引くことが出来るんだ。
20代の人は40代の人と比べて約2倍の交通事故を起こしているという統計があり、若い人ほど交通事故を起こすリスクが高いんだ。
そこで、ある一定の年齢以下の人に車を運転させないことで、事故の確率を減らして保険料を安くする仕組みになってるんだ。
年齢制限には、「全年齢担保」、「21歳未満不担保」、「26歳未満不担保」、「30歳未満不担保」などがあるよ。
たとえば、26歳未満不担保で契約した場合、26歳以下の人には運転させないことを条件に、保険料が安くなるわけだね。
「全年齢担保」と、「30歳未満不担保」では、保険料も倍近く変わってくるので、家族の中に若い人がいないのに「全年齢担保」などで契約していると、保険料がムダに高くなってしまうので契約時には年齢条件をよく確認しておこう。
もし、「26歳未満不担保」で契約しているにもかかわらず、それより若い人が運転して事故を起こした場合、保険金は一切出ないので注意しておこう。
子供が免許を取ったときなどは、特に注意しておいた方がいいかもしれないね。
契約年齢を制限する
運転者の契約年齢を制限することでも、保険料を大幅に割り引くことが出来るんだ。
20代の人は40代の人と比べて約2倍の交通事故を起こしているという統計があり、若い人ほど交通事故を起こすリスクが高いんだ。
そこで、ある一定の年齢以下の人に車を運転させないことで、事故の確率を減らして保険料を安くする仕組みになってるんだ。
年齢制限には、「全年齢担保」、「21歳未満不担保」、「26歳未満不担保」、「30歳未満不担保」などがあるよ。
たとえば、26歳未満不担保で契約した場合、26歳以下の人には運転させないことを条件に、保険料が安くなるわけだね。
「全年齢担保」と、「30歳未満不担保」では、保険料も倍近く変わってくるので、家族の中に若い人がいないのに「全年齢担保」などで契約していると、保険料がムダに高くなってしまうので契約時には年齢条件をよく確認しておこう。
もし、「26歳未満不担保」で契約しているにもかかわらず、それより若い人が運転して事故を起こした場合、保険金は一切出ないので注意しておこう。
子供が免許を取ったときなどは、特に注意しておいた方がいいかもしれないね。
小額の保険請求はしない方が得?
保険を使うと、支払われる保険金額に関わらず、一気に3等級下がってしまうよね。(対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険、自損事故保険の場合)
例えば、5万円ぐらいの車の修理代にも保険を使ってしまうと、等級が下がって翌年からの保険料が上がってしまい、トータルで見るとかえって高くつくという事になってしまう場合もある。
ただ、等級によっては3等級下がったとしても同じ割引率のまま、という場合もあるのでケースバイケースではあるけどね。
「等級プロテクト特約」など、保険を使っても1回であれば等級が下がらないというものもあるけど、毎月支払う保険料が多少高くなったりと、一長一短だね。
保険を使った場合と使わない場合、どっちが得なのか保険会社に問い合わせてよく確認しておくといいと思うよ。
無事故を続けて等級を上げる
任意保険には、無事故を続けている優良なドライバーは毎年保険料を安くして、事故を起こして保険を使ったドライバーからは保険料も高く取る、「ノンフリート等級別料率」という仕組みがあるんだ。
等級には1〜20等級(数字が大きいほど割り引き率大)まであって、初めは6等級からスタートして、事故を起こさなければ毎年1等級づつ上がって、保険料の割り引率も増えるようになっているんだ。
その反面、事故を起こして保険金を請求すると一気に3等級下がってしまうよ。(事故を起こしても保険金を請求なければ等級は下がらないよ)
各等級ごとの割り引き率は大体下記のようになっているよ。(継続契約の場合)
ノンフリート等級 割引・割増率 | |
1等級 | 割増 50% |
2等級 | 割増 30% |
3等級 | 割増 20% |
4等級 | 0% |
5等級 | 割引 10% |
6等級 | 割引 10% |
7等級 | 割引 20% |
8等級 | 割引 30% |
9等級 | 割引 40% |
10等級 | 割引 40% |
11等級 | 割引 45% |
12等級 | 割引 50% |
13等級 | 割引 50% |
14等級 | 割引 55% |
15等級 | 割引 55% |
16等級 | 割引 58% |
17等級 | 割引 60% |
18等級 | 割引 60% |
19等級 | 割引 60% |
20等級 | 割引 60% |
最高の20等級は、割り引き率がなんと60%にもなるんだ。
その反面、最低の1等級は割り増し30%にもなるんだね。
無事故を続けるだけで大幅な保険料の割り引きになるので、ぜひ無事故を続けられるよう心がけておこう。